2541の謎

銀座4丁目の角にそびえる和光は文字通り銀座の顔といえるのではないでしょうか。昭和7年(1932年)に建てられた時計塔のある建物は、前を通ると思わず見上げてしまうほどすばらしいものです。
実はこの建物の外壁には6つのデザインのレリーフが刻まれており、通りからも歩きながらちょっと顔を上げると見ることができます。その中に月桂樹に囲まれた懐中時計が描かれており、服部時計店の頭文字と思われるHの下に「2541」という数字が確認できます。この数字が気になり、一度思い切って和光の受付に伺い、係の女性に聞いてみたことがありますがその女性はこのレリーフ自体も知らないとのことでした。
数ヶ月後、立派なスーツに身を包んだ若い男性社員がたまたま店の前にいたので同じ質問をしましたが、残念ながらその男性もこのレリーフについてはまったく知らず、その前まで案内して実際に見てもらっても首をひねってしまいました。
でも、店舗としての和光はすごいですね。銀座の一等地にありながら午後6時閉店で通常は日曜・祝日は休業です。開店時刻の午前10時半になると創業当時から続いていると思われる儀式のように厳かに客を迎える一連の動作にも歴史を感じます。
かくして2541の謎は深まるばかりです。
【2006.3.13追記】
実はちょうど1年前の2005年3月13日にこの疑問は解き明かされていたのを思い出しました。
教えてくれたのは中学時代の同級生で、現在は東京都内の某大学教授のO氏です。私の別のサイトの掲示板に投稿してくれた文面を以下にコピーします。さすがに最後の1文がシャレてます。
『銀座和光ビルの壁面のレリーフにある「2541」の数字の意味ですけど。あれは服部時計店の創業年のことだと思います。皇紀で数えると、すなわち神武天皇の即位の年(西暦に換算すると紀元前660年)を元年とすると、服部時計店の創業年1881年(明治14年)は皇紀2541年になります。ちなみに皇紀が制定されたのは1972年(明治5年)のことで、欧米への対抗意識(ナショナリズム)が歴史の目盛りにまで及んだというべきでしょう。』











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